![]() 六月大歌舞伎昼・夜6/24 : 「新薄雪物語」 一幕目、二幕目に役を変えて出た富十郎のかっこよさは格別。声は凛々、姿は堂々、仕草はきびきび。なんて説得力があるん存在なんでしょ。尊いなぁと魅入られて、普段はあまり買わないブロマイドを購入してしまった(葛城民部が刀の箱持って見得してるとこ。そっけない桐箱が特別なアイテムに見えるのも役者の力だと感心)。 : ラストの「合腹」の三人笑い。時間にしてどのくらいでしょう。5分以上10分近く? 三人が笑うことだけに充てられます。その間、ジワジワと満ちていく緊迫感に息をのみました。芝翫*梅の方が自己崩壊寸前で踏み留まるように、必死で笑おうとしているクシャクシャな表情をみていたら鼻の奥がツーンとしてきました。 「すごい……」 こんなクライマックス、たぶん歌舞伎以外ではつくり得ないです。 : 山川静夫氏が「歌舞伎のかくし味」というエッセイの中に書いていました。 『一度見逃しても、すぐまた見られる芝居もある、いくら待ってもなかなか見られない芝居もある……』 山川氏は歌舞伎を見はじめてから「新薄雪物語」に出会うまでに、20年以上かかったそうです。『よほどの大一座でないとまかないきれない』というこの芝居、今回見逃さずに本当によかった。 <はんじもん*刃の下に心(はあと)> 夜は仁左衛門と段四郎のバランスが絶妙の「身替座禅」が面白いが、次の「生きている小平次」もなかなかよかった。 : 幽霊は出てくるけど、怪談的怖さはなく、男の嫉妬、男の臆病、女の肝の太さがデフォルメされたコメディのようで、特に逃げ出してからの太九郎とおちかのやり取りは、しゃべくり夫婦漫才をみているかのようで、ニンマリしながら楽しみました。 おちかの役、福助でなければあれほど面白くならなかったでしょう。 ワーワーギャーギャーとわわしく騒いで猛烈に自己主張するけれど、つまるところ一緒にいるのは夫でも間夫でもどっちでもいいんですよね……彼女。自分の存在が確保できていれば、それで満足して生きていける女性なんじゃないでしょうか。 「身替座禅」と似たようなおかしみを感じた作品でした。 : (もっと小さい劇場で、明るくやったほうが作品に合っている気がしたけど……おちか*藤山直美とか) : 夜の部もブロマイド購入。「隼人*小枝」 <読者とともに歌舞伎を楽しもうとしてくれてるところが好き>
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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劇話§六月大歌舞伎『新薄雪物語』
なるほど、一度観ただけでは記憶も曖昧である。ましてや歌舞伎を観 始めて日も浅かった時の『新薄雪物語』だからなおさらである。 ...続きを見る |
ひだまりのお話 2008/06/27 08:12 |
08/06/15 六月歌舞伎座昼の部「新薄雪物語」「俄獅子」
{/face_ase2/} 明日は六月歌舞伎座千穐楽で夜の部を観るので、昼の部をざっくりと書いておこう。 【新薄雪物語(しんうすゆきものがたり)】三幕四場 寛保元年(1741年)、仮名草紙「薄雪物語」を踏まえて文耕堂・三好松洛らが合作した時代浄瑠璃で、すぐに歌舞伎版も上演。だから「新」をつけているらしい。 上演頻度の少ない演目だが、先月の「青砥稿花紅彩画」の初瀬寺花見の場はこちらの場面を踏まえてつくられているというし、興味深深の観劇。 {/hiyo_uru/} 今回の主な配役は以下の通り。 園部... ...続きを見る |
ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記 2008/07/01 00:58 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
『新薄雪物語』先週の土曜日に観ま |
HIDAMARI 2008/06/28 09:23 |
>夜の部もブロマイド購入。「隼人*小枝」 |
くみくみ URL 2008/06/28 15:50 |
◇HIDAMARIさんどうも。 |
てぬぐい… 2008/06/29 00:27 |
◇くみくみさん。 |
てぬぐい… 2008/06/29 00:28 |
>身近の千枝・小枝を口説くんじゃないか |
ぃよっす 2008/06/30 01:59 |
◇前回の團十郎*右京のときは、確か右之助&家橘だったと思いますが、それもまた臈たけた印象と妙な可愛さがあり、ヨイものでしたよ。 |
てぬぐい… 2008/07/01 01:54 |
「新薄雪物語」はこれだけの役者が揃わないと上演できないということ、だからなかなか上演されないということも納得しました。次に上演される時は顔ぶれがぐっと変わっていそうな気がします。 |
ぴかちゅう URL 2008/07/06 02:18 |
◇ぴかちゅうさん、思ったんですが、「身替座禅」の玉の井は、右京より小柄なほうがいいのかもしれないんじゃなでしょうか。 |
てぬぐい… 2008/07/06 21:58 |
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