![]() <團菊祭、昼夜見物> : 夜の部、 豪華配役の「白浪五人男」の通しは、もう当然の盛り上がり。 團菊祭を存分に楽しむことができました。 : 大仕掛けで派手な大団円を迎えて、見物は満足して帰路へ……と運んでもよかったのかもしれませんが、そのあとに僅か13分の松緑の踊りがつきます。 「三升猿曲舞」(しかくばしらさるのくせまい) これがまたよかったんです。 : 3時間以上かけて結ばれた大芝居の幕を、再び開けて立派に一幕をつとめる松緑に胸うたれました。本当に短い一幕ですが、皐月晴れの青空を思わせるような、爽快な心地になりました。 白繻子奴の衣装のもろ肌脱いだあとが、まあモーレツにかっこよかったです。 : 尾上松緑。襲名からしばらくはギラギラした感じが苦手だったのですが、だんだん敬愛する役者になってきました。一昨年の「江戸の夕映」、昨年の「泥棒と若殿」と團菊祭の度に、自分の中での存在が大きくなってきたみたい。 : 先月は小劇場に客演した「ハリジャン」が気になってしかたなく、当日券で見てしまった。役の思いを凝縮&爆発させるエネルギーに感心したのが記憶に新しいところです。 ハリジャン終演後のトークで普段着姿をみて発見したことが一つ。松緑の顔(首)は歌舞伎役者の顔としては相対的に短い(長くない)ので、厚い衣装を着込むとズングリな印象を抱いてしまっていたのですが、実は生身の本人は手足は長く、均整のとれたいいカラダをしている(鍛えてる)……ようにみえました。 : 「三升猿曲舞」では、その体駆が活かされたのでしょう、きびきびとした荒事のよう味わいも、また奴の軽妙な雰囲気も、「でっかく」舞台に現れていました。 : 決してデザートというつもりはありませんが、こってりと通し狂言を楽しんだ後の観客を、爽やかに街に送り出す風になってくれた気がします。 ※オマケ 「「空耳」歌舞伎名ぜりふ/弁天小僧菊之助」 「弁天小僧/三浦洸一」 |
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