……てぬぐいぶろ……

アクセスカウンタ

zoom RSS 演舞場5月 : 鳴神君疾風怒濤

<<   作成日時 : 2007/05/17 23:59   >>

トラックバック 1 / コメント 4

  播磨屋演舞場
   :
「播磨屋」はもちろん、「萬屋」も奮闘してました。歌六まつり&歌昇まつり。錦之助も先月の襲名興行よりのびのびした印象、法界坊でシノブ売りに身をやつす要助なんて、ほれぼれしてしまいました。
 :
 :
面白かったのは染五郎初役の「鳴神」。
鳴神上人って、年齢設定は幾つぐらいなんでしょう。法力を朝廷にまで認められているわけですから、修行を重ね、徳を積んだ(厳めしい)高僧。それはたぶんいい歳したオジサマの域だとは思うんです。
でも染五郎の鳴神上人はどこか幼い。
稚気で荒事やってるというのではなく、もっとピュアな幼さがみえました。
ところがそのせいで、意外な視点で楽しむことができました。美少年ものとして曲解した読み間違いなんですが。
 :
<妄想>ナルカミ君は超能力少年。
その力は、本人はちょっとしたイタズラのつもりでしたことでも、世間からは崇められたり、ときに畏れられたりしています。
でも彼、実はまだまだコドモなんです。
もちろん生息子、異性に興味がないのはいいんですが、やっかいなのは彼の自覚していないセクシャルな色香。周りが男だらけなので埋もれてしまっていますが、近所に目ざといお嬢さんなんかがいたなら、写真を“ジャニなんとか”に勝手に送ってしまいそうなくらい美麗で、艶っぽいんです。
本人はいたって清明な存在でいても、異性がみたなら煩悩を刺激する存在に他ならないというナルカミ君。そんなアンバランスで未発達な少年性がキラキラ魅力的。
 :
そこへやってきたのは、未亡人だというタエマ姐さん。こちらは色気に自信ありです。なんせ“おんな”つかってナルカミ君を篭絡する目的で出向いてきているわけです。(朝廷お墨付きのエロスの権化)
でもタエマ姐さん、任務の色仕掛けも「相手がこの子なら……ok」ってまんざら嫌じゃない感じ。気付けの水を口移しのところでちょっとためらいがみえたりして、余裕かましきれていないタエマの芝雀も可愛らしかったです。
で、知らず知らずに導かれて、たどたどしくオトナの階段を昇るナルカミ君、みているうちに枯渇したと思っていた甘酸っぱい感覚が蘇ってきました。
芝居って回春剤!!!!?
 :
結局はお酒でベロベロにされて、ナルカミ君は秘密を漏らしてしまいますが、アルコールの力に頼らなくても、色の芽ばえの爆発力に晒された男の子なんてイチコロだったかもしれません。
 :
だまされたと判ったら、突如、別人のようにいきり立つナルカミ君。「そうか、男になったか」って思いました。
 :
最後には、逃げ去ったタエマ姐さんを懲らしめようと荒々しく後を追います。でもきっとダメでしょう。知ってしまった蜜の味、それに抗う精神力はもう失われているように思います。法力だって発揮できなくなっているはずです。
所詮、タエマを捕まえたとしても、姐さんに搦め手を衝かれ、またぞろメロメロにされてしまうのがオチ。弟子の手前もあり、怒ってお山を飛び出したはいいものの、半分は今一度睦みたいのが本心だったりして。
姐さんにしても、所期の目的を果たしもう色目を遣う理由もないのですが、捕らえようと追ってきたナルカミ君を目の前にしたら、どうでしょう?頭では立場を理解していても心は早鐘。
 :
自らの力の呪縛から解放された一人の男、そして重責を果たし暫し開放感に浸る一人の女スパイ。満開の山桜の下、しがらみを捨てたまことの恋が生まれる……という結末</妄想>
まで想像して、ひとり楽しみました。
 :
同じように捉えられた方、ぃよっすさん。
05-12,2007 『演舞場一日漬け』
 :
 :
夜の部もあわせて見物。
鱶七みて発見。
「正体を隠している奴は、着ぶくれしてる」
確立7割(くらい)。
 :
 :
もひとつ発見。
前のめりを図式化し、注意を促す劇場の法典。

  前傾姿勢はご遠慮ください

……てぬぐいぶろ……



*あすた屋* Tシャツ/雑貨*Tシャツ/雑貨 *あすた屋* 手ぬぐいの本*手ぬぐい本

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
07/05/19 五月大歌舞伎昼の部?「鳴神」
{/kaminari/} 新橋演舞場五月大歌舞伎昼の部の幕開けの「鳴神」が最後になってしまった。吉右衛門が出ていないせいかも(^^ゞとにかくこの演目も今回が初見。 【歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)】 この演目の概要はこちらをご紹介→ウィキペディアの「鳴神」 二代目左團次の復活上演以降は、成田屋版、弟子筋の高麗屋版といろいろな演出があるらしい。もちろん染五郎は祖父譲りの型で演じるわけだ。 今回の配役は以下の通り。 鳴神上人=染五郎  雲の絶間姫=芝雀 所化白雲坊=吉次郎  黒雲坊=吉之助 ま... ...続きを見る
ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記
2007/06/01 02:07

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ひゃあ!リンク貼って頂いて光栄です〜
いえいえいえ、やはりてぬぐいさんの<妄想>タグの中身にはいつもながら平伏〜〜m(__)m敵いませんわ!!今回の青年ナルカミくん印象は皆様同じようで、このような感想も。
http://juneh.exblog.jp/5339357
....楽しい(笑)。
あの無垢なナルカミくん色気は弟子どもを籠絡してしまっているのか、はたまた逆に弟子どもに愛でられてるのか……おおおおおぅっと!!そこまで言っては(。-_-。)!!内緒話としておきましょう。

私も「前のめり図」の前で立ち止まりました。歌舞伎座には付ける予定はないのかな?
ぃよっす
2007/05/18 13:06
◇ぃよっすさん、紹介していただいたリンク先、「新歓コンパ」の件りが面白かったです。
 :
「滝つぼでじゃれあう生まれたままの姿のふたり…」とか、ホントは妄想はもっとエスカレートしていたんです。でも、良い子がみてたらいけないと思い、
<自粛>公序良俗</自粛>
にしてしまいました。
てぬぐい…
2007/05/19 02:00
染五郎の鳴神はきっと雲の絶間姫を落として一緒になってしまう、私もそんなイメージが湧きました。かなり木原敏江さんの漫画の影響もあるんですが(^^ゞ
ようやく感想アップしました。てぬぐいさんのナルカミ君のイメージがあまりにも素晴らしいので、こちらの記事を文中でご紹介させていただきましたm(_ _)m
<自粛>公序良俗</自粛>→これは各自で楽しませていただきましょう(笑)
ぴかちゅう
URL
2007/06/01 02:15
◇ぴかちゅうさん、TB、コメントに感謝。
実際にふたりのその後が描かれた段があったらみてみたいですね。
(ついでに、雲の絶間姫の恋心と決心をみせる前段もつけてほしい)
てぬぐい…
2007/06/01 23:57

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文

てぬぐいぶ

ろ
about てぬぐい…
BLOG/RSS
Flickr
YouTube
twitter
twitpic




歌舞伎系動画


(^^)歌舞伎かるたまとめ動画
MMD千本桜のアレ♥♥
初音の旅
カン・ジン・チョー
歌舞伎座 閉場式
 〃  カウントダウン
権太ゆかし
スッポンの歌
河内山えかきうた
歌舞伎座の人
獅子 エア毛振り
[空耳] 弁天小僧
[空耳] 三人吉三
[空耳] 髪結新三
歌舞伎座 幕見Dash




Self Link

◇きんつば秘帖



きんつば秘帖

割ってみてみる、
きんつばの中身のページ


◇のめらないで
のめらないで

後ろの人は困ってます。

◇ラストシーンは
  なぜ眩しい

last scene

涙のフィードバック。





QLOOKアクセス解析


演舞場5月 : 鳴神君疾風怒濤 ……てぬぐいぶろ……/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる