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zoom RSS 元禄忠臣蔵 : はじめての忠

<<   作成日時 : 2006/12/31 11:59   >>

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元禄忠臣蔵06.12.26長い長い士の仇討ちのお話だったのですが、最後に描かれたのは“磯貝十郎左衛門”と“おみの”という若いふたりが、お互いの恋心を確かめ合うエピソードでした。
 :
一途に、ひたすらに忠を貫いてきた男たちの物語の大詰めです。劇の流れからすると、ささいなこととも思えるこの恋の話は、たとえカットされたとしても芝居は成立するのかもしれません。
でも、通してみてきた元禄忠臣蔵を振り返ると、私のなかではこの場面の印象がデーンと君臨しています。
 :
「初一念」を貫く。あるいは「本懐」を遂げるというのは、自分の身に置き換えて考えるまでもなくとっても大変なことだと思います。ですから芝居のテーマとも成り得るのでしょう。
切腹を命じられた後、吉良家の断絶を聞いた内蔵助が「一同日本晴れの心地……」と云ったところでは、こちらも晴れがましいカタルシスを得ました。
「初一念が届きました」と花道を去る幕切れには、信念を通した者の美しさをも感じました。
 :
でも、それで死んじゃうんですよね。
忠義のためにしたことで切腹しなくちゃいけないんです。
 :
命を懸けてまで報いる必要があった「忠」って?……と、はじめて忠ということについてだとか、もろもろ考えました。
  • 内蔵助の信念、赤穂藩士たちの誠実といっても、それは厳密には個人の自由意思から抽出された誠ではない。
  • 帰属する集団の運営上、個人に求められた滅私の部分。その“上”の都合を“下”が拡大して培った二次的なアイデンティティー。
  • ファナティック?
  • 元禄というと、江戸中期の泰平期だと認識しているが、その頃、個人の、自身を主にした自由なものの考え方など発達していなかったのか?
  • 泰平だったからこそ、もしかしたら当時にしてもアナクロだったSAMURAIの美しき行為がもてはやされたのか?
  • 真山青果が「大石最後の一日」を発表したのは昭和9年。国家が個人の主として「忠」を強要していただろう頃。忠に死す物語を国策に沿わせて読み替えられる可能性もあっただろう。
  • 生殺与奪
  • 無闇に内蔵助らの行為を歪曲して美化される可能性だってあったはず。
  • そこでラストに「恋」なんじゃないか。
  • 自由意思。真に自らを主とした恋心という感情を、わざわざラストに用意した。
  • なにに向かって生きるのか、ということ。

最後に描かれた恋の場面、だからこそ、そこが私の「グッ」とポイントでした。琴爪なんていう小道具も泣かせます。
 :
せめておみのは生かして欲しかった。

まとまりもないまま今年も暮れます。
ではまた来年、ご贔屓に預かりますれば幸いでございます。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
♪キミと忠〜
今年もよろしくお願いしますー
urasimaru
2007/01/01 09:55
◇urasimaruさん、あんまり調子にのって悪ふざけしてたら"忠"告してください。
てぬぐい…
2007/01/03 01:36

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